こころの気圧配置図

甲府市北部を起点にしたサイクリングコースを提案しています。その他、日常のこと、園芸のことなど、右下の「カテゴリー」からどうぞ。

荒川林道を走ってみた


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前回のリベンジと大弛峠の前哨戦を兼ねて荒川林道を走ってみた。前日までの雨がウソのように晴れ、目に入るもの全てが輝いて見える。8時に家を出る。
脚気石神社。今日は近くで植樹会みたいな事があって人がまばらにいた。

弓張峠付近にあったお地蔵さん。何度も通っているが今回気が付いた。
観ると「文久二年七月」「上帯那村」と彫ってある。147年前に創られたと思われる。歴史を紐解くと、この一月後に生麦事件が起きる。幕末から今までここで人の所業をみてきたのだな。

前回迷い込んだ荒川林道支道。僕はニセ荒川林道と呼ぶことにした。

荒川林道と焼山林道の分岐にきた。左に曲がるのだが、乙女高原に寄り道するために右に曲がった。

久しぶりの乙女高原。今日はこの近くにある母々峠(ぼぼとうげ)からの眺めを観たい。

母々峠は地図にも載ってない。分かりにくいので説明する。小屋を過ぎ焼山峠方面におよそ800m下ると分岐がある。ゲートが下りているので自転車はここに停める。もう着いたも同然。

ここを入りすぐ左の「塩平」方面に曲がる。100メートルも歩くと更に分岐があるので右に曲がり登ると視界が開ける母々峠に出る。

富士山までがこんなに開けて見えるポイントはこの辺りでは珍しいのではないだろうか。
周囲は岩場になっていて浮石もあるので登るのには注意が必要。またポイント周囲は断崖になっているので高いところがニガテな人にはお勧めできない。僕も足がすくんだ…
このまま大弛峠に行っちゃおうかと思ったがここはグッと堪えて分岐まで引き返した。

最近のコックピットの様子。

フロントバッグの中には双眼鏡とデジカメとカロリーメイト。乗っかっているのは高度計。マジックテープとクリップで取っ手に固定した。ダートでも外れない。左に飛び出ているのはアマチュア無線機のアンテナ。往年の名機スタンダードC160。受信周波数拡張済み。今回は熊避けに航空無線(エアバンド)を流しながら走った。

さて、荒川林道に入る。ゲートは開いていた。

遠くに金峰山。いつかは登ってみたいね。

ちなみに黒平までは『大丈夫かな』と思うほど、ずーっと下り。標高差700m分おりる。
黒平まで到着。黒戸奈神社の前で一枚。

集落を抜け、前から入ってみたかった「藤原庵」に寄る。ほうとうを頂く。1200円と少しばかり高い気もするが麺、味噌は自家製で、山菜は山で摘んだものだと言うので納得。ボリュームがあり美味しかった。

帰りは昇仙峡は避け金桜神社の脇に出たところを右に曲がった。途中にあった遅咲きの桜。

距離:充実の74Km、時間:6時間半。自宅からの最大標高差1400m。

紫外線が強く日焼けした。ドリンクホルダーに入れたジュースが黄色→無色に近づいていたのも紫外線の影響だろう。同じ物をリュックにも入れていて到着後に比較したので間違いない。目も痛い。強すぎるぞ紫外線!あと野生動物と出くわさなかったのが残念。
でも生命のいぶきを受けエネルギーを充填できた。来週からの地獄の研修会に耐える為に。