こころの気圧配置図

甲府市北部を起点にしたサイクリングコースを提案しています。その他、日常のこと、園芸のことなど、右下の「カテゴリー」からどうぞ。

女王の教室

最終回、最後の場面で阿久津が初めて笑った。

教師という仕事に本気で取り組むと、ほとんど寝る時間を失ったり、体中傷だらけになったり『奇跡を起こせる』反面、リスクも大きいということなんだろう。
方法論に多少の強引さはあったかもしれないが、最後はがっちり生徒の気持ちを掴んだというのに“再教育センター送り”というのは昨今の教育現場の事なかれ主義を象徴した結末となった。

だが、もう一度振り返ってみると、阿久津(天海)の計算のほとんどは、途中の激しいイジメに屈しなかった神田(志田)の頑張りが前提で、更にそれを支えたユウスケの存在もあり成立したわけで、それらの複合的要因を見越してさまざまな試練を与え、解決に導くことは五次元方程式を解く以上に困難。

ドラマの大きな転機は、第6話。
神田がイジメにもめげずクラスの皆に手紙を書いたが、その手紙が皆に破かれているのを見て憤慨したユウスケがクラスメイトともみ合いになり、巻き込まれた神田がガラスで足を切ってしまった。重傷を負った神田に追い討ちをかけるように阿久津は『割れたガラスを片付けなさい』と冷たく言い放ったが、それを見かねたクラスの皆が『自分も手伝います』と言った。
これをきっかけにクラスがまとまり始めたと思う。だがガラスで足を切ったのも計算だとしたら、もうウルトラD!

僕なりに転機と考えている場面なのだが、唯一阿久津の計算が偶然に依存してしまっている点でもあり『しっくり来ない』ところである。

何れにしても、久しぶりに良いドラマを見た。