こんな日に限って…

気持ちが乗っているのに雨。晴天なのにやる気がしない。だから「こんな日に限って」

挫折の茅ヶ岳

一部加筆


より大きな地図で 自宅〜観音峠 を表示

今年シーズン初めに描いた予定、Project茅ヶ岳
自宅から全行程、標高1704mの茅ヶ岳を往路復路含め人力で登るという計画。
帯那山1422m、甘利山1731m、乗鞍の魔王岳2764m、等で達成しているから、標高1704mの茅ヶ岳では楽勝で考えていた。
…ところが甘かった。
アタックは、茅ヶ岳登頂に一般的な深田記念公園口(韮崎市)ではなく、当初からの計画通り、観音峠口(甲斐市)から行うことにした。

登山口は既に下見している。あとは行って登るだけ。
快調に漕いで標高を上げてゆく。でも何かヘンだ?いつもより汗が出る。
登山口の観音峠に着き、踏み出すとなぜか足が重い。

“靴”だ。
家から登山用の靴を履いて、それで自転車を漕いで来てしまった。
普段サイクリングで履いている靴と重さが倍違う。乗っている間は気が付かなかったが下りてからその重さ、足の疲れに気が付いた。
でもそんな事言ってられない。とにかく登ろう。
「クマ、イノシシ出没」と書かれた看板。別な看板には「このルートは初心者には難しい」とも。

しばらく進むとNTT中継局の大きなアンテナが。

笹に道を塞がれる。長ズボンは必須。

巨大な岩が行く手を遮る。登る為の鎖が中央にぶら下がっている。

ここで心が折れた。ヘタレた。細い道にロープが一本。写真には写っていないが左が断崖絶壁。クレヨンしんちゃん作者の事故が頭をよぎる。

携帯電話は圏外。他の登山者には誰一人会わなかった。家族に行き先は言っていない。
もし何かあったら助からないだろう。『引き返そう』

奥が茅ヶ岳。手前が金ヶ岳。標高1400m付近。撤退。

帰路、ヤマカガシ登場。顔面のアップ。

帰りも足がフラフラ。頂上を目指したら滑落せずとも遭難していただろう。なんとか登山口に停めた自転車まで辿り着きそのまま下山。
家に着いたらまだ昼過ぎだった


 〜反省〜

  1. 自転車はいつもの軽い靴で漕ぎ、登山靴は積荷にし、登るとき履き替える。
  2. 観音峠からの登頂は僕の実力ではムリ。今まで他の山で成功したのは、自転車を停めた場所から山頂まで距離が短かったから。
  3. 人気の無い山道は単独では心細い。登山経験の少ない自分にとっては、ムリせず人気の多い山道も安全な韮崎の深田記念公園口からにしよう。

以上連休中のヘタレ報告でした。失敗レポートなので時間とか距離など割愛させていただきます。