こんな日に限って…

気持ちが乗っているのに雨。晴天なのにやる気がしない。だから「こんな日に限って」

四尾連湖〜本栖湖〜精進湖

[リンク修正/記事追加]
同僚と四尾連湖の話をしていたら急に行きたくなった。
本当は静岡にイチゴ狩りの予定だったが下の子の具合が悪いので延期。それなら、とばかりに出動!
最後に四尾連湖に行ったのは一昨年の10月。(→その時の記事。)まだGPSロガーの試用中だ。


より大きな地図で 四尾連湖~本栖湖~精進湖 を表示

朝10:30出発。
四尾連湖までの様子は過去記事に。

特記事項としては、手前4Km付近でその同僚と鉢合わせしたこと。
彼の方が一足早く到着し下ってきた。会社で四尾連湖の話をしていたとは言え同じ日、同じ時間に出くわすとは偶然。
またどこかで会いましょう(ただし一緒には行かんよ〜)。
…んなワケでその同僚のブログ

あと、四尾連湖手前数キロ付近から道路に残雪があった。ここだけ要注意でその他は順調に登り詰め12:30到着。

改めて観ると小さい湖だね。

足こぎボート“シッシー”健在。

最初、ひと気が無く静かだったが、後から20代前半と思しき女子5人が来た。ボートに乗りたがっていたが貸出中止中で残念がっていた。
四尾連湖にカジュアルな女子達…ミスマッチの妙。


さて帰ろうか、と思ったが、なんだか物足りない。
ポッカリ現れた自由な一日。そのまま帰るのももったいないので下部町の方に出てみようか。
地図は持って来なかったので道路案内だけを頼りに知らない道を走ってみよう。
大体で走っているとR300に出た。本栖まで登って精進湖線で帰ることにしよう。
R300を登るのは久しぶりである。


途中にあったお地蔵さん。二体刻まれているのは珍しい。

「明和四年」と彫り込まれているので今から245年前に造られた。

でた!灯(とぼし)のバス停。一日一本の運行!
10数年前、サイクリングで初めてここを登っているとき見つけたが、まだあった。
心なしか傍らの家の傾斜が激しくなったようだ。

更に登るとまたお地蔵さん。いつ造られたか風化して判読できないが、下で観たのとデザインが似ているからほぼ同じ時期ではないかと推測。

R300は、下から見上げると遥か上空にこれから通る道がつづら折りとなって見えるので気が滅入る。
しかし、つづら折りになっているという事は勾配も緩くなっているのだと言い聞かせて、ただ登る。
14:45、見晴台着。

東日本大地震の黙祷の時刻ということをラジオで知り、東北方面を向いて黙祷した。

ここから本栖湖はあとわずか。ところが急に向かい風が強くなり、顔に雨粒が当たる。
山に降った雪が飛ばされてきたのだろうと思っていたら、本栖湖に付いたあたりから本格的に降ってきた。まさかの雪!雨具の装備なし!
皮肉にも湖畔が青々とし美しい本栖湖

しかも雹(ひょう)混ざっていて、それが強風で飛んできて顔に直撃し痛い。
ここで考えた。
予定通り精進湖線(R358)で帰るか、いま来た道を戻るか。
温かい缶コーヒーを飲みながら考えていると、その売店のおばちゃんが「絶対精進湖線の方がラクだし早いよ」とアドバイスをくれた。
確かにそうだと思うが精進湖〜上九一色の気象が読めない。もっと降りが激しかったらどうしよう。
でも、ここはおばちゃんのアドバイスの後押しで当初の計画を通す事を選択。
中でお茶を勧められたが先を急ぐので丁寧に断る。

精進湖までR139を走る。雪は勢いを緩めず。上から下までほぼずぶ濡れ。路面こそ凍結していないが指先が悴んで感覚が無い。
なんとか精進湖へ到着。
雪が付着したメガネを拭くため停車。雪雲から逃れたか、だいぶ小降りになっていた。

あとは甲府を目指しR358を下る。高度が下がれば暖かくなるだろう。
伊勢の辺りでサイクリングロードに入る。こっちは降った気配全くなし。
…というか暖かいではないか。濡れた手袋を外した。


やっぱり、富士五湖方面とは気象がぜんぜん違う。ちょっと驚いた。
これを書いている今でも指先が少し麻痺(軽い凍傷)。サイクリングで雪に降られたのは初めての経験。
ずぶ濡れになり通常ならば“失敗サイクリング”なのだが、何故だかとても楽しいサイクリングだった。きっと寒いなりにも路肩の草花に春を予感できたからだろう。
あと時間に追われなかったというのも良かったかも。
昼飯を食べなかったため、最後の2Kmは空腹で力が入らなかった。
帰宅は17:05。風呂へ直行したのは言うまでもない。ウインドブレーカーの背中は泥ハネで大変なことに。

来週は家族サービスに充てよう。

距離:103Km、時間:5時間42分(乗車時間)
積立標高:3970m、
最高標高:本栖湖畔940m、最低標高:自宅付近300m