[写真追加/記事修正]
5/26梅雨入り前に走っておこうかと、自転車を出した。
自宅→(県道)→信州峠→(県道)→三国峠→(旧中津川林道)→ニッチツ鉱山・八丁トンネル→(R299・県道)→ぶどう峠→(県道・R141)→野辺山→(R141・県道)→自宅
GPSロガーが捕捉した軌跡は以下。
より大きな地図で 信州峠~三国峠~八丁トンネル~ぶどう峠 を表示
大弛峠を越えようかと思ったが、今回は三国峠〜旧中津川林道のダートとニッチツ鉱山見学(?)の、二つのイベントを計画しているので、これに大弛峠のダートを入れると、いささか盛り込みすぎである。
なので、三国峠までは物語が少なそうな信州峠から入り、川上村を横断しアプローチすることにした。ちなみに、山梨県側から信州峠を超えるのは今回が初めて。
5:00、カレー(LEE10倍)とカップ麺(どん兵衛)を食べて出発。
ハイジの村の脇を通り、黒森を過ぎ、信州峠へ。長野県着。時刻8:01。標高1460m。
広大なレタス畑を横切る。
最初どんより曇っていたがだんだん晴れてきた。
ナナーズ川上店を右に曲がり、油井宇宙飛行士の看板を右手に、三国峠入口へ。気が付いたが、以前小さく「候補」と書かれていたのが消えていた!昇格おめでとう御座います!
途中に現れた整然と並べられた白い柱。植林の保護だろうか、墓標みたいで気味が悪かった。
そして三国峠へ。埼玉県着。時刻9:54、標高1740m、距離70Km。
この地に立つのは二年半ぶり。その際は、埼玉県側に抜けずここで引き返した。
峠の様子をパノラマでも撮ってみた。クリックすると大きくなります。
しばし散策の後、埼玉県側のダートを下る。旧中津川林道、正式には「市道大滝幹線17号線」と言う。
実はこの試み、去年決行したかったのだが土砂崩れの為ほぼ通年で閉鎖。そして今年5/1開通。ようやく実現できた。
大弛峠と比べて浮石が少なく状態は若干良い。楽しいが…とにかく長い…
こんな感じの素掘りのトンネルも何箇所かある。
オフロードバイクの人が沢山登ってくる。要注意だ。
長い長いダート区間の終わり。サイコンメーター読みで17.4Km。カシミール上でも17.3Kmなので大体そんなところか。
集落を抜け、左折。旧中津川林道とお別れ。
ゲート(?)をくぐり、ここから八丁トンネルへと登る。途中に半分廃坑な感じのニッチツ鉱山(日窒鉱山)がある。
この鉱山、かつては数千人が働いていたらしいが、現在は規模を大幅に縮小。石灰のみ産出している。日曜日の今日も操業していた。
小学校跡や寮跡は廃墟マニアは垂涎の物件らしい。
僕は通過しただけだったが、(立ち入り禁止なのに)建物の内部に踏み込むマニアもいて、そうした人たちの記事はWeb上で観ることが出来る。
興味のある人は検索してみて下さい。いっぱい出てくる。だから敢えて多く語るまい。
さて、ここから八丁トンネルまでが長かった。
しかも背後から雷雲が近づいてくるではないか!唸るような雷鳴が聞こえ、ラジオが雷のノイズでバリバリ鳴っている。
追われるようにトンネルまでの坂を登り、やがてトンネル着。時刻12:33、標高1240m。
冷たい風が吹き抜けてくる。トンネル内の照明は無いのでライト点灯。
群馬県側に広場があり『何かあるのだろうか?』って思うほど沢山の車やオートバイが休憩していた。
雷鳴は聞こえなくなっていた。トイレだけすまし、志賀坂トンネルまで下る。
木が伐採されている為、これから自分が下る九十九折の道が見える。これは壮観!登ると思うとヘコむが、下ると思うと嬉しい。
志賀坂トンネル着。群馬県入り。時刻13:00、標高770m。今月2度目だ。
ここから神流町集落の標高430mまで下る。路上の温度計は29℃を示していた。暑い。
時間はお昼過ぎ。少しお腹が空いた。
せっかくなので、今回は地元の食べ物を味わいたい。いつも通過するだけでつまらないし。
…と思っていたらアテにしていた上野村のお店が臨時休業。仕方ないので隣の売店で猪豚バーガーを買って食べた。
美味しかったです。
さて長野に入るには、十石峠は未だ閉鎖中。この前は矢弓沢林道でひどい目にあったので、ぶどう峠を越えることにした。標高は高くなるが常識的な勾配率だと記憶している。
ここを左折しR299を外れる。しばらく行くと矢弓沢林道へ迂回の指示が出るが無視(笑)
いい感じのぶどう峠までの道。この道が大好きだ。
登っているとまた雷鳴が聞こえてきた。以前、ぶどう峠越え中に激しく降られたが、今度もか?不安がよぎった。
ぶどう峠着。長野県入り。時刻15:57、標高1510m、距離145Km。
お地蔵さんに帰路の無事を祈り、汗で濡れたシャツを着替え、下りに備えウインドブレーカーを着る。さっきの暑さが嘘のよう。持ってきてよかった。
さて今回の道カメラによる記念撮影は、南牧村広瀬地区に設置されているカメラを使った。
見つけ出すのは容易だったが、せっかく登った市場坂程の高低差をまた下ることになってしまい、少し後悔した。
『あっ、見つけた!』といった感じの自分。右は出来るだけ道カメラに近いアングルで撮影してみた。
野辺山では路面がぬれていた。先ほどまで雨が降っていたらしい。この日は幸い雨に見舞われることはなかった。お地蔵さんありがとう。
清里の寒暖計は11℃。再びウインドブレーカーを羽織る。
20:30自宅着。明るいうちに着く予定だったが…
ダートを絡めると、楽しい反面、下りでスピードが出せないので、どうしても時間が掛かる。大弛峠を経由したらもっと遅くなっただろう。
このコースは見所が多くて本当に面白い。是非また行きたい。お薦めのコースでもある。ただしチェーン、ディレイラーがダートの土埃で酷く汚れてしまうが…
距離:230.79Km、時間:14時間7分(乗車時間)
積立標高:11182m(カシミールによる)
最高標高:三国峠 1740m、最低標高:自宅付近290m