こころの気圧配置図

甲府市北部を起点にしたサイクリングコースを提案しています。その他、日常のこと、園芸のことなど、右下の「カテゴリー」からどうぞ。

奈良田を甘く見た

加筆と修正
奈良田とは、山梨県の西部、早川町にあり、広河原〜北岳への要衝。西山温泉などもあり行楽の季節には首都圏を中心とした観光客が多く足を運ぶ。

今年に立てたサイクリングのプランで未消化だったのがこの奈良田行きだった。
コースは…
自宅〜櫛形町〜丸山林道〜早川町奈良田〜(早川沿いに南下)〜身延町〜(R52)〜自宅

『3時過ぎには帰ってくるよ』
…そう言って朝8時過ぎに家を出た。
そして帰ってきたのは午後6時。

  • 走行距離128.14Km
  • 自転車乗車時間8時間10分
  • 『行って来ます』から『ただいま』までの時間10時間弱

真っ暗の中、疲労困ぱいで帰宅。奈良田ってこんなに時間が掛かってくたびれる道なのか?何かがおかしい。

…反省点がある。
1.タイヤのミスチョイス。
丸山林道下りのダートが悪路だと言う情報を聞いていた。なので裏山仕様の2inオフロード用タイヤを履いて出動。
走るたびに『ゴォー』とブロックパターンと路面が当たる音。音の大きさは転がり抵抗に比例する。エネルギーが推進力ではなく音に化けているので、事実とても重い。
あたかも足枷の鎖を引きずるが如くの音であるが『ひどいダート』という事なので致し方ない。
そして最高地点を過ぎ、やっとの思いでダートに到着。
しかし…蓋を開けてみると、ダートらしいダートは2箇所、数百メートルずつでウチの裏山や、大弛峠のそれに比べれば、全然たいした事はない。
これなら大弛峠で実績のある1.5inスリックタイヤ(フロントサス前提)で充分。
情報をよく確かめなかったから大変苦労した。必要のないオフロードタイヤで時間も体力もロスした。

2.出発時間が遅かった。
今回は地図もろくに見ず事前の計画も立てないまま思い付きで家を出ていた。すでに丸山林道導入部で道に迷ってしまったし、ちょっと調べれば130Km近くあると言うことは分かったはず。日没時間も考えあと2時間早く家を出るべきだった。
おかげで鰍沢付近から無灯運転。これも研究不足。大いに反省。
では写真で振り返ってみる。

丸山林道に入ってすぐあったオブジェ。美術工房。

どんよりガスの中。雨こそ降られなかったが往路はずっとこんな感じ。

工事車両が多く行き交う。トラックに注意。意外と県外ナンバーの乗用車も多かった。

紅葉は始まったばかり。これで晴れていれば申し分なし。今回の装備。
 
最高地点間近。ここでも工事車両が。

最高地点付近。高度計は1600m。だが実際は1700m弱ある。誤差が出た。

食事の魚肉ソーセージ。

ダートが始まったと思いきや、数百メートルで舗装に。
 
この標識が見えると再び登りに入る。短い登りだが想定外だったため辛かった。

眼下に民家と奈良田湖が見えた。民家(旅館が多い)が見えたときはナゼか『まさか』と思った。

広河原方面は通年交通規制。残念だが早川沿いに身延町へと下る。
 
ここまでおよそ60Km。時間は午後2時。『3時に帰る』というのはムリと分かった。

奈良田湖に掛かるながーい吊橋。渡りたかったが時間がないのとお腹の調子が悪いので今回はパス。
奈良田湖の水門。
 
西山温泉の一つ。ここでトイレを借りる。とても綺麗なトイレだった。

途中にあった暗くて細くて怖いトンネル。ここも平気でトラックが往来する。別にトンネルを掘っているので、近々新しくなると思われる。

かなり下ってきたところで見つけた新倉湧水。このあたりをフォサマグナが通るらしい。湧き水で喉を潤す。まろやかな口当たりでとても美味しかった。さらに奥に行くとフォッサマグナを確認できるらしいが時間がないので今回はパス。
 
早川沿いに分譲中。こう言っちゃ悪いがあまりお勧めできない(笑)。慶雲館のシャトルバスを多く見た。

はしょって開国橋付近。既に真っ暗。

やっと家に着いた。丁度午後6時。

このコースは見所が多く、是非また行ってみたい。もちろんスリックタイヤに履き替えてね、