こんな日に限って…

気持ちが乗っているのに雨。晴天なのにやる気がしない。だから「こんな日に限って」

新和田トンネルの向こうは雪国だった

2/11の三連休最終日、長野方面にサイクリングに行くことにした。
本当は自宅→(R20)→下諏訪町→(R142・R152)→上田市→(R18)→佐久市(R141)→野辺山(R141)→自宅
…というルートで一筆書きしようとしたが…GPSロガーが捕捉したコースは以下。一筆書きになっていない!?

より大きな地図で 下諏訪~新和田トンネル を表示
朝7時前、ラーメンを食べて出発。まだ日の出前。順調に富士見峠を越え諏訪湖着。

せっかくだから凍結した諏訪湖を観てこよう。諏訪湖北側の湖畔に下り写真を撮る。…まさか数時間後ここに戻ってくると、この時は想像していなかった。

R20→R142へ乗り換え。諏訪大社を右手に、旅館街を通り抜け新和田トンネルと目指す。途中からハラハラと雪が舞い降りてきた。

路肩の寒暖計は氷点下4度を表示する。標高が登るにつれ寒さが増す。雪も舞ってくるというより本当に降っている感じが強くなってきた。
さて、新和田トンネル。去年は手前を旧道に入り霧ヶ峰へ行ったっけ

寒さで撮影が雑になってきた。

トンネル内は上田市側に登り基調。抜けて標高を下げれば少しは暖かくなるだろうか?
トンネル出口にあった融雪液をピューっと撒く機械。車に液が直接かからないようにセンサーが感知している。雪国ならではの装置かな?山梨では見かけないね。

少し下りたところに料金所。トンネルは有料で自転車50円。
料金所のおじさんに雪の様子を訊くと、雲を見ながら『下の方は荒れているね、登ってくる車も雪を被っているよ。』と言う。
どうも雪雲のメインは向かう方向に居座っているらしい。『上田市は晴れ』の予報だった筈だが。

行けるだけ行ってみよう。
ところが、距離にして2200m標高130m下ったところで本格的な降雪に見舞われた。しかも今まで経験したことない寒さ。悴む手でカメラのシャッターを切るがさらにこの後雪の勢いは増す。

葛藤の末、これ以上の北上は困難と判断。一筆書きは諦めた。時間は12:20。ここまでの距離は90Km。
せっかく標高断面を印刷しセットしてきたのだが、半分手前で無用となった。

来た道を登りやがて料金所。
再び50円を払い、さっきの料金所のおじさんに『やっぱり戻ってきたね(笑)』と言わつつトンネルを戻り下諏訪へと下る。
諏訪大社前のコンビニでお弁当を食べながら暖を取る。霜焼けで麻痺した指先を缶コーヒーで暖めた。
こちらの天候は風は冷たいが晴天。まだ時間が早いので諏訪湖を一周してみた。一周するのは今回初。諏訪湖は周囲16Km、水深は深い所で7mしかないんだって!知ってた?

17時過ぎに帰宅。
予想外の降雪に、一筆書きならずで上の様なコースとなってしまったという訳。
冬型の気圧配置で、甲府盆地季節風が吹き荒れているときは、あちらはこんな感じなのだろう。雪国をナメていた。

このコース、もし踏破出来たとしてもヤマ場が無く愉しみに欠ける気がする。なのでリベンジするかどうか分からない。
今年の後半に余裕があったら行くかもしれない、そんな程度。

距離:186Km、時間:9時間14分(乗車時間)
積立標高:2796m、
最高標高:新和田トンネル1360m、最低標高:自宅付近300m