こんな日に限って…

気持ちが乗っているのに雨。晴天なのにやる気がしない。だから「こんな日に限って」

備品の経年変化にはご注意を!

晴天だった日曜日、GWにも関わらず家族を置き去りにしサイクリングに出た。
そのことによるバチが当たったのか?結果から言うと、失敗サイクリングとなった。

朝3時出発。4月下旬とは言え寒い。ほぼ真冬の装備だ。

大月市内で日の出。寒暖計は3℃を示している。なるほど手が悴むわけだ。

順調に上野原に入った。
…ところが!下りのカーブで後輪が流される。パンクしたようだ。

しかし慌てない。ちゃんと替えのチューブがある。備えあれば憂いなし。

開店前のパチンコ屋の駐車場を借りチューブの交換を行う。作業は10分かからなかった。これならリカバリできるぞ。
さて、空気を入れて…っと…っん?全然膨らまない!?
もう一回チューブを引きずり出して見てみると、なんと!替えのチューブに大きな穴が開いていた!!!!
なぜ?ずっとサドルバッグに入れておいたので経年変化か、振動で擦れたのか?これはダメだ。使い物にならない。

では元々付いていたチューブの穴をふさごう。
さて、パンク修理セットを…っと…っん?ゴムノリが入っていない!
替えチューブを常備している安心感からセットの内容確認を怠っていた。何たる失態。

はいゲームオーバー!!ミッション中止。

さてどうするか。これ以上の継続は不能。帰るにも手段が思い浮かばない。
時間は朝6時。自転車屋、ホームセンターはまだ開いていない。
R20沿いだが他の自転車乗りもまだ始動前らしく誰も通らない。もっともロードバイク全盛期にMTBの26インチチューブを持ち歩いている人はいないだろう。それに原則アテにすべきでない。

結局、まだ夢の途中の嫁に電話して迎えに来てもらった。
待つこと2時間、怒り心頭でヤな顔一つなく車で迎えに来てくれた。
途中、警ら中のお巡りさんが『何かできることはないか』と、わざわざパトカーから降り声をかけてくれた。ずっと同じ場所に居たので心配してくれたのだろう。
もう迎えが着く頃だったので丁寧にお断りしたが有難いことである。

さて、この場合皆さんだったらこうなったらどうするだろう。
あとで気が付いたが、意外と上野原駅が近かったので、
1.輪行で手回り品として電車に持ち込む。
2.駅に自転車を停め、自宅まで戻り、自転車を車で回収に来る。

1の方法は、僕のMTBでは上手いこと畳めず(輪行バッグなど持っていない)たとえ持ち込めたとしてもGWの車内混雑もあって実現不能だろう。
2の方法が自己完結で実現的だったかもしれない。

奥さんせっかくの睡眠中ごめんなさい。(後日ディナーをもてなすことで罪滅ぼし。)
自転車ごとヒッチハイクってどうなんだろう?R20なら出来たかもしれないな。

今回、備品の出発前点検は絶対必要だということを痛感した。ただ『持った』だけではダメだ。経年変化も考慮に入れないと!本当に自分に腹が立つ。

ミッションは近いうち必ずリベンジする。予定していたコースはその時まで伏せておく。
写真は着いてから改めて確認した交換用チューブの穴。このような穴が数か所。ゴミを持ち歩いていたのと同じだ(笑)