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こころの気圧配置図

甲府市北部を起点にしたサイクリングコースを提案しています。その他、日常のこと、園芸のことなど、右下の「カテゴリー」からどうぞ。

下部温泉〜朝霧高原ショートカット(湯之奥猪之頭線)

[記事と写真増強]
「じだらく」と打って変換すれば僕の名前が出てくるのではないか?と、思えるくらい自堕落な年末年始を送っていた。
これではイカンと、久しぶりに自転車を出す。
新年一発目のこのコースは、県営林道通行規制情報のホームページを眺めていて見つけた。
湯之奥猪之頭線。下部温泉から朝霧高原へ抜けられるらしい。本当に通過できたら山伏峠、安倍峠などと同様に地味な県境越えができそうで興味深い。
ただし現在は冬季閉鎖中。行けるところまで行ってみようか。

GPSロガーが捕捉した軌跡は以下。

より大きな地図で 下部温泉~朝霧高原ショートカット(湯之奥猪之頭線) を表示

朝10時出発。R52を南下し、上沢交差点を右折し下部温泉を目指す。写真は反対側から。

下部温泉は初めて来たけどこんなに立派な温泉街とは知らなかった。

温泉街をかすめ集落を過ぎ登りつめていくと、最初のゲート出現。これが林道の山梨県側起点となる。

これまでの所、路面の状態は良いので下をくぐって進むことにした。万が一遭難も無いと思うが、誰にも行き先を伝えていないのでここで一発Twitterで呟いておく。
更に行くと2つ目の毛無山登山口ゲート。これも下をくぐる。

標高1000mを超えた辺りからツルツルのアイスバーンが現れ始めた。先日の雪が凍ったものだろう。

結果的に全部つなげて1km満たないアイスバーンだったが、この時は先が分からないので正直引き返そうかと思った。
低温のため喉は乾かないがお腹がすいた。思えば朝コーヒー2杯飲んだだけ。何か食料を持って来るべきだった。空腹と寒さで意識が朦朧としてきた。
ただ、高度計を見ると県境のトンネルについてもおかしくない標高まで登っているはず。ここまで来たら行こう。
路面凍結箇所は自転車を押して進む。
そして、見えた。湯之奥猪之頭トンネル!時刻は13:50。標高約1230m。
下部温泉から12kmとあるが、自分には30Km位に感じた。


汗びっしょりになったシャツを着替え、手袋も乾いたのに替える。去年の教訓を活かそう。
南アルプスの山々が観えた。農鳥岳間ノ岳北岳

3つ目のゲートをくぐりトンネルへ入る。大体想像つくと思うがこんな感じでくぐり抜ける。

トンネルは約500m。内部で山梨・静岡の県境になっている。もちろん照明など無く真っ暗。ライト持ってくれば良かった。
出口からの僅かな光に浮かび上がる巨大な氷柱。こんなのに当たったら怪我するね。
凍結に注意し極力スピードを落とし少しずつ進む。ところがこんな時に、こないだテレビでやってたトンネルに纏わる怪談話を思い出してしまった。暗い、寒い、怖い…早く出たいがスピードが出せない…

だがトンネルを抜けるとご褒美が待っていた。どーんと飛び込んでくる富士山の姿!

トンネルを挟んで山梨県側は南アルプス、で、静岡県側は富士山。凄く贅沢な場所ではないか?想定外だけに嬉しかった。まして恐怖を味わった後だけに喜び一入。苦労して来た甲斐があった。

しばし景色を堪能した後、朝霧高原へ下る。とにかく標高を下げ少しでも暖かくしないと手足の先が麻痺が止まらない。
静岡県川のゲート。トンネルの手前付近にこれ一つだけであった。

山梨県側からもチラチラ見えていたパラグライダー。朝霧高原に発着場があるのだが、遠目にこれが見えたおかげで『ああ、もう少しだ』と励みになった。しかし、どれほど高度上げているんだろうね!

パラグライダーの発着場を過ぎ、R139へ。下部温泉朝霧高原ショートカット完了。

朝から何も食べていないので、サークルKでお弁当。ここで15時。すこし指先の感覚が戻ってきた。

そのままR138→R358(精進湖線)で17:10に帰宅。
めちゃくちゃ疲れた。裏山など走り、しっかり体を作ってから行くべきだった。思いつきで走るコースではない。
ただ氷が融け規制解除になったらぜひまた走ってみたい。あの富士山は忘れられない。

距離:113Km、時間:6時間6分(乗車時間)
積立標高:3756m、
最高標高:湯之奥猪之頭トンネル付近1240m、最低標高:下部町富山橋付近200m